アートメイクで後悔しないために。こうすれば防げるアドバイス付き!アートメイクの失敗とその原因!

アートメイクは、皮膚の浅い層に色素を入れて眉毛やアイラインを描いたり、唇を彩ったりする施術です。日本では近年アートメイクがブームとなり、幅広い層の女性はもちろん、最近では男性からも支持されています。
眉が薄くて困っている、メイクが苦手、メイクを時間の短縮したい、休日にノーメイクでいたい方や、素顔に自信が持てる、あるいは薄毛がカバーできる等のメリットがある反面、「失敗して後悔している」という話もよく耳にするようになりました。
今回はアートメイクの失敗例やその原因、失敗を防ぐためのポイントを皮膚科医が解説します。

原因からひもとくアートメイクの失敗例

アートメイクの失敗には主に4つの原因が挙げられます。

【失敗例①】
希望通りのデザインにならなかったのは看護師とのコミュニケーション不足かも

施術後に希望したデザインや色と異なって仕上がってしまうことがあります。
眉アートメイクの失敗例では、「眉が太すぎる・細すぎる」「形が思ったようなデザインではなかった」、リップアートメイクの失敗例では、「想像していた色味と違った」というケースです。
看護師の技術に問題がない場合は、事前のカウンセリングで仕上がりイメージの共有が十分でなかったことが推測されます。
自分のなりたい姿をきちんと伝えらないと、色や形(デザイン)などが理想通りに仕上がりません。

【失敗例②】
アートメイク直後の眉が濃いのは失敗か?アートメイクに対する知識不足

アートメイクは、個人差はありますが1〜3年程度持続します。また基本的にアートメイクは1回の施術では色素が定着しづらいため、複数回(2〜3回)に分けて施術を行い、理想の色や形に仕上げる工程が必要となります。また施術直後の眉毛アートメイクは、通常色が濃く見えますが、時間の経過と共に施術部位に入れたインクが馴染んで、自然な色味になります。
アートメイクについての知識がないと「色が濃く・線が太くなってしまった」「すぐに眉の形を変えたいと思ったが、変られなかった」「時間や費用がかかった」ことへの不満がつのり、「失敗した」という思いにつながります。

【失敗例③】
アートメイク施術後のアフターケア不足による失敗

アートメイク施術には、色落ちしないようにケアが必要となります。
施術後の数日間は、施術部位が水に濡れないようにワセリンを塗って保護し、メイクやクレンジングもNGです。また代謝が上がって色素が流出するのを防ぐために、術後1週間程度はサウナや汗をかく運動などもできません。
こういった注意を怠ると「思ったほど色が定着しなかった」と、失敗したと感じてしまいます。

【失敗例④】
相場より安いクリニックやサロンでアートメイクを受けための失敗

相場よりも低い料金でサービスを提供するクリニックやサロンがあります。
その場合の失敗例として、「オーダー通りではない仕上がりになった」「アイラインが2重になった」「色が濃い・薄い、または仕上がり後に変色した」「眉の形が左右で違う」などが挙げられます。
アートメイクの施術は医療行為にあたるため、医師が常駐するクリニックで行わなければいけません。しかし医療行為であることを知らなかったり、安い料金に惹かれたりして、無認可の違法サロンで施術を受ける方もいらっしゃいます。
安い料金で施術できたからといって、必ずしも良い結果になるとはいえません。失敗やトラブルを避けるためにも、そうした安いクリニックや違法サロンでの施術は避けましょう。

アートメイクを失敗しないためのポイント

それでは、こういった失敗を回避するための方法をご紹介します。

【失敗例①の回避術】
デザイン・色などの仕上がりを看護師としっかり共有する

アートメイクのデザインイメージを看護師と共有する方法に、「理想とする眉の写真や症例写真を見せる」という方法があります。
アートメイク専門の看護師には、患者さんのご希望のデザインを再現する技術や、ご希望の色味を再現する色素の調合などの知識と経験があります。但し、骨格や自眉から大きくずれたデザインは、リスクが高いため避けた方が良いでしょう。
患者さんのイメージしている写真をもとに、骨格や顔立ちに合わせたデザインを提案してくれますが、「自分に似合う眉が分からない」「眉のデザインがイメージできない」という方はとことん相談して、どんなデザインで、どんな長さ・色・形が理想なのかを事前にしっかり伝えましょう。

【失敗例②の回避術】
実績のあるクリニックを選ぶ

これまで長年アートメイクを行ってきたクリニックであれば、失敗の確率は低いと言えます。
さらにクリニックの症例写真を見て、そのクリニックでの技術を事前に確認することも大切です。
ホームページやSNSなどに掲載するクリニックや看護師も増えていますので、そちらもチェックしてみてください。
当院では年間約1,200人のアートメイクの実績があり、若い人だけではなく、50代、60代以降の男性、女性も多く受けています。

【失敗例③の回避術】
アートメイクに対する説明を診察時にしっかりと確認する

アートメイクを理想の色に仕上げるには、複数回の施術が必要です。最初から濃い色を入れてしまうと、やり直しができなくなる恐れがあります。
また、一度色素を入れると1〜3年という長期間にわたって持続するため、途中で変更することが難しいことも知っておいてください。

【失敗例④の回避術】
アートメイク施術後のダウンタイム中は安静にする

アートメイク施術後の24時間は、施術部位を水で濡らさないように気をつけなければいけません。また、1週間は強く擦らないように気をつけましょう。
さらにダウンタイムで眉が濃くなったり、唇が皮むけしたりすることがあります。施術直後にイベントや旅行などを入れないように気をつけましょう。

上記のように気をつけていても失敗してしまったという場合には、以下のような除去・修正方法があります。

失敗したアートメイクのフォロー方法

アートメイクが失敗したと感じた際には、皮膚内の色素を破壊して排出するレーザー機器で消したり、除去液を使用する方法があります。ただし、こういった方法には費用と時間がかかったり、肌にダメージを与えたりすることも覚えておきましょう。

当院では、リタッチによる修正のみ行っています。但しアートメイクが濃く残っている場合は、リタッチによる修正が難しいためお断りすることがあります。大幅な修正や除去は難しいため、失敗しないためのポイントに気をつけて、アートメイクを受けるようにしてください。

銀座よしえクリニックのアートメイク

アートメイクは簡単には消せないからこそ、自分にあったデザインをしっかり相談できるクリニックを選ぶことが大切です。また肌に針を刺す施術のため、痛みや腫れ、感染症、傷跡のリスクがあります。アートメイクは医療行為であるため、必ず術後のケアができる医療機関で受けるようにしましょう。

当院では患者様の不安や心配を解消するため、全てのプロセスを丁寧にお伝えしています。また、施術前にしっかりとデザインを相談のうえ、決定します。基本的に2回の施術で完成としていますが、術後1~2年を目安に受けていただける3回目以降のフォローメニューもご用意しています。
当院は東京都保健局や厚生労働省との連携・確認のもと、東京の医療機関でアートメイクを行うクリニックの先駆けとして実績を重ねてきました。これまで年間1,200人以上施術実績があります。
どうぞ安心してご来院ください。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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