ベビーコラーゲンの効果とは?ベビーコラーゲンってどんなもの

年齢を重ねた肌はどうしても保水力が低下して弾力を失ってしまいます。
そんな肌の弾力不足による小じわ・たるみなどの悩みは「ベビーコラーゲン注入治療」で解決することができます。
ここでは「ベビーコラーゲン」とはどのようなものなのかと注入治療で期待できる効果などについて解説します。

肌の再生を促す効果が期待できるベビーコラーゲンとは

コラーゲンは、皮膚の真皮層に多く存在する繊維状のたんぱく質で、肌のハリや弾力を保つために重要な役割を担っています。コラーゲンにはいくつかのタイプがあり、骨や皮膚に多く含まれるのが「Ⅰ型コラーゲン」、関節や軟骨に多く含まれるのが「Ⅱ型コラーゲン」とされています。
そして「Ⅲ型コラーゲン」通称「ベビーコラーゲン」と呼ばれるものは、皮膚の柔軟性や再生能力に関係し、特に赤ちゃんの皮膚に豊富に含まれています。「Ⅲ型コラーゲン」は加齢とともに減少し、25歳前後を境に急激に体内から失われていくことがわかっています。
Ⅲ型コラーゲンは、食品やサプリメントから直接摂取しても、そのまま体内のコラーゲンとして使われるわけではなく、分解されてしまうため、肌のハリを戻す目的では外部からの注入が有効です。
注入治療によってⅢ型コラーゲン(ベビーコラーゲン)を補うと、真皮内の細胞が刺激されて肌の再生が促進され、弾力やハリのある肌へと導かれます。紫外線ダメージや乾燥などによって衰えた肌組織の回復を助けるため、小じわ、たるみ、くすみなどのエイジングサインの改善にも効果が期待できます。
また、ベビーコラーゲンは従来のコラーゲン製剤と比較して、体内での分解が緩やかで長期間効果が持続しやすいといわれている点も特徴のひとつです。メスを使わず、ダウンタイムも少ないため、忙しい日常の中でも気軽に受けられるエイジングケア治療です。

ベビーコラーゲン注入治療とは

ベビーコラーゲンは、赤ちゃんの肌に多く含まれるⅢ型コラーゲンを主成分とする注入治療です。従来のⅠ型コラーゲンやヒアルロン酸とは異なり、皮膚組織そのものの再生を促す効果が高く、目の下のシワやクマ、たるみなど、デリケートな部位に対して自然な仕上がりが期待できます。使用される主要な成分はヒト胎盤由来で、アレルギーテスト不要で当日施術も可能な点が特徴です。

施術直後から効果を実感できる場合が多く、ふんわりとしたハリが1〜2年ほど持続しますが、個人差がありますが半年〜1年程度でメンテナンスが推奨されます。

ベビーコラーゲンは目の下の小じわやちりめんジワ、青クマ(血管透け)や黒クマ(たるみによる影)に悩む人におすすめです。へこみやすい凹部のボリューム補填と、青クマの血管の透け感をぼかして見せることが可能で、ヒアルロン酸とは異なり青みが出にくいため「チンダル現象」の心配が少ないのが特徴です。

ぷるぷるの赤ちゃん肌を目指して、ベビーコラーゲンを上手に活用しよう!

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ベビーコラーゲンはヒト由来で安全性が高く、効果を実感しやすいことから近年注目されているしわ治療法です。
デリケートな場所にも安心して使用することができるので、今までのコラーゲン注入治療で満足できなかった人にもおすすめですよ。
しわだけではなく、たるみやほうれい線、目のくぼみなど、他の肌トラブルに悩んでいる人もぜひ試してみてくださいね。


ベビーコラーゲンに関するよくある質問

ベビーコラーゲン注入は目の下のクマやシワにどんな効果がありますか?
ベビーコラーゲンは、Ⅲ型コラーゲンとⅠ型の組み合わせで、注入直後からハリ感が出てきます。目の下の凹みを自然にふっくらさせ、青クマや黒クマ(影クマ)を改善する働きがあります。目元のちりめんジや小ジワを目立たなくする効果が期待できます。
ベビーコラーゲンの持続期間はどれくらいですか?
ベビーコラーゲンの効果は個人差がありますが、半年から1年程度が目安とされています。注入されたⅢ型コラーゲンが自身のコラーゲン生成を促すため、肌質改善の効果が長く続くのも特徴です。理想的な状態を保つには定期的な施術が推奨されます。
ベビーコラーゲンはいつから効果を実感できますか?
ベビーコラーゲンは注入直後からハリやボリューム感といった効果を感じやすい施術です。1〜2週間ほどで肌に馴染み、より自然な仕上がりになります。Ⅲ型コラーゲンの肌の再生を促す働きもあるため、時間とともに肌質そのものが改善されることも期待できます。
ベビーコラーゲン注入のデメリットはありますか?
デメリットとして、「修正が行えない」点があります。一度注入すると取り除くのが難しいため、自然に分解されるまで待つ必要があります。
目の下にベビーコラーゲンを注入した後、注入量が多すぎたり、位置が理想と異なったり、凹凸や不自然な膨らみが起こった場合など、修正するのが難しいといったデメリットがあります。
ベビーコラーゲンの副作用にはどのようなものがありますか?
ベビーコラーゲンは、注射による軽度な腫れや赤み、内出血が一時的に生じる場合がありますが、数日から1週間程度で自然に引きます。
注入してから馴染むまでの期間やケア方法は?
稀に注入部位が軽い凹凸や白みが目立つことがありますが、1〜2週間ほどで自然に肌に馴染みます。ダウンタイムを軽減するため、術後は冷却と保湿をしっかり行い、サウナや長風呂、強めのマッサージは1週間ほど避けるのが望ましいです。メイクは2〜3時間後から可能なので、日常生活にも支障がありません。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 医学博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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