年齢がバレやすいパーツNo1手のシワを改善する方法

若い頃はすべすべで滑らかだった手の甲に、だんだんと現れてくるシワ、くぼみ、血管浮き…。手の老化は目立ちやすく、「人の年齢は首と手に出る」とも言われているため、お顔と同じようにお手入れしたいパーツです。
今回は手の老化現象の原因とケアの方法、さらには手のエイジングケアができる治療をご紹介します。

老けて見える手のシワは、なぜ現れる?

お顔と違って、毎日手をケアしているという方は少ないのではないでしょうか。そのため、手にはありのままの老化現象が現れやすくなります。
さらに水仕事やさまざまな作業で酷使されることもあって、老化が進行しやすいパーツであると言えるでしょう。
手の加齢症状はどのような原因で現れるのかを、お悩み別に解説します。

手のシワ・小ジワの原因

若い方の肌には弾力があり、むちむちとしています。これは皮膚内部に存在する線維芽細胞が、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの弾力を保持する成分を豊富に産生しているためです。しかし加齢が進むと線維芽細胞の働きが弱まり、弾力が衰えてシワが現れはじめます。
また水仕事などで頻繁に手洗うと、皮脂が奪われて皮膚がダメージを受けるため、乾燥による手荒れやシワが現れます。

手の血管浮き、くぼみの原因

シワの原因と同じですが、加齢に伴って弾力がなくなることで、皮膚にだんだんと萎縮し、血管が目立つようになります。特に痩せた方の手の甲には脂肪が少ないため、血管が浮いてくぼみができ、ゴツゴツした印象を与えてしまいます。

手のシミの原因

手は顔と同じく外部に露出している部分であるため、日焼けなどの紫外線ダメージも受けやすく、光老化も顔と同じように進行します。
肌が紫外線に長期間さらされることでメラニン色素が増え、紫外線が当たりやすい手の甲には加齢に伴って褐色のシミが現れます。いわゆる「油ジミ」と呼ばれるシミで、美容治療でも取りにくく根が深いのが特徴です。

ハンドクリームやマッサージで解消!手のシワをなくす方法

先に述べたように手のケアを全く行わないままでは、ありのままの老化現象が現れてしまいます。
お顔と同じように毎日セルフケアをすることで、老化の進行を遅らせることができます。

ハンドクリームで手のシワをなくす方法

まずはハンドクリームを使った保湿ケアです。ニベアなどの油分の多いクリームが人気ですが、手を洗った後にハンドクリームを少し塗って揉み込むと、乾燥によるシワが目立たなくなります。
冬は空気が乾燥するため、シワやガサガサした感じがより目立ちますが、ハンドクリームを塗ることで、手肌に潤いを与えながら乾燥を防止して、手を保護することができます。

マッサージで手のシワをなくす方法

次にマッサージです。手にマッサージを行うと、手の血流が促進されて、血液と一緒に運ばれる栄養素が手肌のすみずみに行き渡り、ハリ・ツヤの向上が期待できます。手は末梢ですので、代謝を高めることで循環が改善されて浮腫みもとれ、老化予防に繋がります。
ただし過度にゴシゴシと摩擦するとダメージ与えてしまうため、適度な力加減で行ってください。当クリニックでも患者さまにハンドマッサージを行っていますが、その場合は「こする」というよりは「ほぐす」ように行うようにしています。

どちらのケアも根本的に手のシワをなくす、というものではありません。

ハンドクリームには即効性あり、手肌を保湿することができますが、若返る効果はありません。ただ、顔のお手入れと同じく常に保湿ケアを行うことで、乾燥によるシワができにくくなるといった効果が得られます。
それでも手のシワが気になるという方は、クリニックで手の美容治療を受けてみてはいかがでしょうか。

手の老化を改善する手のシワ治療には、どんな方法がある?

銀座よしえクリニックの手のシワ治療には、どんな方法がある?

銀座よしえクリニックでは「手のシワ」や「手の老化」が気になる方のための治療をご用意しています。
セルフケアでは手の老化現象を改善することはできませんが、美容医療ではいくつもの治療メニューがあり、見た目の改善を図ることが可能です。

マッサージピール(コラーゲンピール)

PRX-T33という真皮深層まで強力にアプローチするピーリング剤を、マッサージしながら肌に浸透させる施術です。
浸透した薬剤はコラーゲンの生成を強力に促進するため、手の甲の小ジワの改善が期待できます。また、薬剤にはコウジ酸も含まれているため、美白効果やシミの改善も期待できます。術後は、ハリのあるすべすべした手肌を実感いただけます。

ヒアルロン酸注入

手の甲にヒアルロン酸を注入することで、即効的にみずみずしい肌に戻す施術です。老化によるコラーゲンやヒアルロン酸の減少を外から補うという考え方で、ヒアルロン酸自体に保水力があるため、シワの少ない潤いのある肌に導きます。
また手をふっくら盛り上げるため、くぼみや血管の目立ちも抑えられます。個人差はありますが、一度注入すると1年間程度効果が持続します。

CPC-PRP®(高濃度プレミアムPRP)

ヒアルロン酸注入は外から潤いを補う治療ですが、CPC-PRP®は肌内部の線維芽細胞の働きを高める治療です。ご自身の線維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す力をCPC-PRP®が高めて、手のシワなどの加齢症状の改善を目指します。
ヒアルロン酸注入のように即時的ではありませんが、注入から1〜2カ月後に効果がだんだんと現れます。個人差はありますが、1〜1年半程度効果が持続します。

肌の再生医療(線維芽細胞治療)

CPC-PRP®は肌内部の線維芽細胞の働きをサポートする治療ですが、線維芽細胞治療は線維芽細胞そのものを注入して、肌の状態を若い頃の状態に戻す治療です。
ご自身の線維芽細胞を培養し、元気のいい状態(活性状態)で戻すため、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの肌の弾力をつくる成分がどんどん生み出されて、シワだけでなく、ハリや弾力の向上など、トータルな手の老化治療ができます。生きている細胞を使用するため、個人差はありますが、CPC-PRP®よりも長期間持続します。


手のシワをなくす方法に関するよくある質問

手のシワをなくす方法はありますか?
手のシワをなくす方法として、ハンドクリームでの保湿ケアやマッサージによる血行促進がお勧めですが、「根本的に手のシワをなくす」というものではありません。
当院では手のシワが気になるという方に、症状に合わせた最適な治療をご提案いたします。
手のシワが目立つ原因は何ですか?
手のシワが目立つのは、加齢や乾燥などにより線維芽細胞の働きが弱まり、お肌のハリや弾力が低下してくるからです。特に手は顔と違ってスキンケアをしっかりしてないことがあるため、老化が目立つようになります。
手の甲のちりめんジワの原因は何ですか?
手のちりめんジワの原因は、肌の乾燥、紫外線や加齢などです。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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