にきび外用薬、内服の特徴
保険適用の治療薬から、保険では治療が難しいニキビに対する薬まで取り揃えています。

ニキビは正式な疾患の名称を「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼びます。それだけで命に関わるようなことはないこの疾患ですが立派な肌の病気です。思春期から30~ 40代まで、男女問わず幅広く発生します。
こんな悩みはありませんか?
- にきびが気になる
- 繰り返しできるにきびに悩まされている
- にきびの赤みを消したい
- にきびがなかなか治らない
ニキビの原因
ニキビは一言で言えば、「毛穴が詰まって炎症を起こした状態」のことです。これを引き起こす原因、つまり毛穴を引き起こす原因としてさまざまなものがあります。
- 思春期の成長ホルモンや皮脂の分泌過剰によるもの
- 日常生活の誤ったケア
- 保湿不足、日焼けによる肌荒れ、傷跡など外部要因の誤ったケア
- ストレス
- 内蔵の変調
- アクネ菌やマラセチア菌の増殖
ニキビの段階とそれに応じた治療方法
正しく処置すればニキビを治すことはできる
ニキビは症状がはっきりしており世界的にも研究が進んでいますので、やるべき対策は明確です。また、日本でもさまざ まな研究をもとに、推奨される治療がそれぞれ決定しています。
ニキビ グレード1 = 面皰(めんぽう)
毛穴が皮脂によってふさがってしまった状態で、表面に膨らみが出ている状態です。いわゆる白ニキビと呼ばれる症状。
ニキビ グレード2 = 丘疹(きゅうしん)・膿疱(のうほう)
徐々に炎症がおきて患部が赤くなってきます。いわゆる赤ニキビです。さらに症状が進むと膿が溜まって皮膚表面からも 見えるようになります。
ニキビ グレード3 = 嚢腫(のうしゅ)・硬結(こうけつ)
これが進むと膿が肥大化して痛みも強くなります。また、肌の表面と強く結びつき硬化します。
嚢腫(のうしゅ)・硬結(こうけつ)の治療方法
面皰圧出、アダパレン、ベピオゲル、抗菌剤、ピーリング、抗生物質、ビタミンA誘導体、化粧品の変更、(その他光治療)など
ニキビ グレード4 = 瘢痕(はんこん)・ケロイド
炎症を放置していると組織がダメージを受け、毛穴の開きが目立ったり、凸凹になったりします。いわゆるニキビ痕です。
瘢痕(はんこん)・ケロイドの治療方法
ピーリング、光治療、レーザー治療
ニキビの症状は改善できる。でも、
”原因”を根治するのは難しい
ニキビの症状を改善するのは上記のように決して難しいことではありません。
しかし、ニキビを繰り返してしまう原因を改善するには、お化粧品の変更や生活習慣の見直し、ホルモンバランスや食生活の改善など、決して簡単ではありません。
まずは出来てしまったにきびの症状を改善しながら、少しずつその原因を治していきましょう。当院ではそのための内服薬、専用のお化粧品などをご用意してサポートしています。
にきび外用薬、内服のQ&A
- 副作用はありますか?
- 薬にはそれぞれ人によって、かゆみ、赤みなど副作用が発生するケースがあります。しかし保険診療が適用になっている治療は多くの人に対する効果と安全性が実証されたものがほとんどです。事前説明とアフターケアを心がけておりますのでご安心して来院ください。
- 日常生活で注意することはありますか?
- 神経質になり過ぎないことですが、ストレスをためこまず規則正しい生活をしてください。特別な化粧品や市販の薬を使っている場合は、それが原因である可能性があるため、いったんお控えください。
- 化粧品はどうすればいいですか?洗顔に気をつけたほうがいいですか?
- テレビやインターネットでさまざまな情報が氾濫していますが、ニキビはお化粧品を変えたら良くなるわけでもありませんし、洗顔が足りないから起こっている症状でもありません。 刺激の少ないごく普通のお化粧品をご使用頂いてかまいません。洗顔も市販の一般的なもので洗い過ぎない、こすり過ぎない処置を心がけてください。 また、当院では専用のホームケア一式も取り揃えています。ご興味があればお問い合わせください。
にきび外用薬、内服の症例
にきび外用薬、内服:トレチノイン+ピーリング


品川院 20代女性
ピーリングで治療し、ご自宅で外用薬を塗っていただきました。
発生中のニキビだけでなく、ニキビ跡の色素沈着も徐々に薄くなっています。
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
治療等の主なリスク・副作用:トレチノイン塗布部分が炎症を引き起こすことがあります。妊娠中・妊娠予定の方は注意が必要で、ピーリングは可能ですがトレチノインはお使いいただけません。
にきび外用薬、内服:トレチノイン+ピーリング


品川院 20代女性
ピーリングで治療し、ご自宅で外用薬を塗っていただきました。
発生中のニキビだけでなく、ニキビ跡の色素沈着も徐々に薄くなっています。
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
治療等の主なリスク・副作用:トレチノイン塗布部分が炎症を引き起こすことがあります。妊娠中・妊娠予定の方は注意が必要で、ピーリングは可能ですがトレチノインはお使いいただけません。
にきび外用薬、内服:処方薬によるニキビ治療


品川院 20代女性
Uゾーンのいわゆる大人ニキビが治らない患者さんです。処方薬を1日朝晩2回2錠ずつ服用することにより、ニキビループから抜け出すことができました。
ジヒドロテストステロンとテストステロンがアンドロゲン受容体と結合するとニキビを発生させますが、ジヒドロテストステロンとテストステロンをブロックすることによりニキビの出現を抑制します。
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
治療等の主なリスク・副作用:尿量減少、むくみ、生理不順の副作用が生じる可能性があります。